興南高校の選手と監督の談話

10回裏に代打でサヨナラヒットを打った興南の3年生、嘉数大毅選手は「ピッチャーが頑張ってくれていたので、自分が打ってやるという気持ちで打席に入りました。コーチに“お前がヒーローになれ”と言われ、やるしかないという気持ちでバットを振りました。ヒットを打って戻ったときチームメートから“やっぱりお前しかいないよ”と言われてこのチームと野球が出来てよかったと思います。」と話していました。

試合後、ベンチで涙を流していたエースの田崎颯士投手は「最高にうれしいです。3年間の苦しい思いが報われた瞬間でとてもうれしかったです」とほっとしたような表情を浮かべていました。

キャプテンの石川駿介選手は「今までやってきた練習を信じてプレーしました。タイブレークに入ったときは“落ち着いて自分たちが出来るプレーだけをやろう”と話し合い、全員が気持ちを切り替えられました。小さいころからずっと目標にしていた舞台に立てることをとてもうれしく思っています」と話していました。

我喜屋優監督は「何を采配したか分からないくらい壮絶な戦いでした。代打の嘉数が打った瞬間にやっと甲子園に行けたんだなという安心したようなほっとしたような気持ちになりました」と笑みをこぼしていました。