那覇商工会議所 新会頭にりゅうせき相談役の金城克也氏が就任

那覇商工会議所は28日、総会を開き石嶺伝一郎会頭が任期をおよそ1年半残して退任し後任にりゅうせきの相談役を務める金城克也氏が就任することを決めました。

那覇商工会議所は28日夕方、総会を開き2016年から会頭を務めてきた石嶺伝一郎氏が会頭の任期をおよそ1年半残して退任し、後任にりゅうせきの相談役を務める金城克也氏が就任することを決めました。

金城氏は南城市出身の68歳。

1995年、りゅうせきに入社し2006年から社長に、2013年には会長に就任し那覇商工会議所では2016年から3年間副会頭を務めていました。

那覇商工会議所の会頭は沖縄経済界のリーダーとして位置づけられています。

28日退任した石嶺氏は普天間基地の移設問題をめぐり政府と県が対立を深める中で、県経済の発展と県民生活の安定を図るため予算や税制をめぐり毎年、政府・与党への働きかけを行ってきたほか、去年3月には電気料金の値上げに対応するため政府・与党の幹部に要請を重ね政府と県が連携して行った総額でおよそ104億円の支援の実現にこぎつけました。

新たな会頭に就任した金城氏にも予算や税制での働きかけに加え、経済界が掲げる新たなターミナルビルの建設をはじめとした那覇空港の機能強化などの実現に向けてその手腕が期待されます。

石嶺氏は「会頭には沖縄県全体の経済を発展させるという責任もある。これからはより大変になるだろうがしっかりと頑張っていただきたい」と述べました。

金城氏は、「身を引き締め、那覇市や県経済の発展に貢献をしていきたい」と述べました。