米兵起訴 市民団体が会見で抗議 沖縄の米軍基地撤去を

今回の事件を受けて、人権や教育の問題などに取り組む沖縄県内にある6つの市民団体の代表などが県庁で記者会見し、沖縄にあるすべてのアメリカ軍基地を撤去し、新たな基地をつくらせないことなどを求めました。

このうち、「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の共同代表の糸数慶子氏は、「どれだけの恐怖と絶望を被害者が受けたかと思うと、心がえぐられる思いだ。日米両政府や沖縄のアメリカ軍は、基地の負担を軽減すると言いながら、このような重大かつ悪質な犯罪事件によって県民の命と暮らしが脅かされている現状を放置している」と非難しました。

団体の代表たちなどは、沖縄の基地問題やアメリカ軍人・軍属などの犯罪根絶のために、日米両政府が実効性のある対応を行い、公表することなどを岸田総理大臣やアメリカのバイデン大統領などに対し、近く要請したいとしています。