首里城再建工事を玉城知事が視察 「国と連携して取り組む」

再来年の秋の完成を目指して再建工事が進む首里城正殿を沖縄県の玉城知事が視察し、首里城の復興に向けて、引き続き、国と連携して取り組んでいく考えを示しました。

5年前の2019年10月の火災で焼失した首里城正殿の再建工事は、再来年の秋の完成を目指して進められています。

こうした中、玉城知事は26日、首里城正殿の本格的な工事の開始以降初めて現場を視察しました。

この中では、内閣府の沖縄総合事務局の職員から、正殿がどのような工法で組み立てられているかや、首里城復興のための寄付金で調達された木材が使用されていることなどについて説明を受けたということです。

また、玉城知事は、首里城公園内にある「首里杜館」も訪れ、首里の町並みを一望できるように新設されたウッドデッキや、タッチパネルを使って首里城に関する歴史や文化を学べるエリアなどを視察しました。

視察のあと、玉城知事は報道陣の取材に対し「復元の様子を直接確認して、県民の心のよりどころである首里城正殿の完成に向けて取り組むという思いを強くした」と述べ、首里城の復興に向けて、引き続き、国と連携して取り組んでいく考えを示しました。