宮古島 夏の夜だけ咲く花ライトアップ 添道サガリバナ群生地

宮古島で、夏の夜だけに花を咲かせるサガリバナのライトアップが始まり、訪れた人たちが神秘的で色鮮やかな花を楽しんでいます。

サガリバナは、熱帯や亜熱帯の水辺に見られる樹木で、梅雨が明けた6月から8月にかけて夕暮れとともに花を咲かせ、夜明けには散ってしまいます。

宮古島市平良の「添道サガリバナ群生地」では、地元の自然保護団体が管理する遊歩道の両側にある250本のサガリバナが、25日夜、ライトアップされました。

甘い香りを放ちながら白やピンクの花を房状に咲かせるサガリバナに加え、ことしは、一回り小さな赤い花のベニサガリバナも花を咲かせていて、訪れた地元の人たちや観光客などの目を楽しませていました。

訪れた小学生の男の子は「普通の花と違って花が下がっているのがよく、すごくきれいです」と話していました。

また、男の子の母親は「一晩で散ってしまうはかなさもあり、やさしい香りがします」と話していました。

サガリバナのライトアップは、来月4日まで行われています。