23日は「慰霊の日」戦没者追悼式の準備進む 平和祈念公園

6月23日は、太平洋戦争末期の沖縄戦から79年となる「慰霊の日」です。
戦没者追悼式が開かれる糸満市の平和祈念公園では、23日の式典に向け最終的な準備が行われました。

沖縄戦では、住民を巻き込んだ激しい戦闘で20万人を超える人が亡くなり、県民の4人に1人が犠牲になりました。

23日の「慰霊の日」は旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる日で、最後の激戦地となった糸満市摩文仁にある平和祈念公園では、「沖縄全戦没者追悼式」が行われます。

式典会場では、前日の22日スピーカーの調節やおよそ3500席あるいすの確認など最終的な準備が進められていました。

「沖縄全戦没者追悼式」は23日正午前からで、NHKはテレビとラジオで全国に中継する予定です。

一方、平和祈念公園の広場でともされている「平和の火」は、今月中旬の大雨の影響で点火できない状況になっています。

県によりますと、23日も復旧する見込みは立っていないということです。