夏の訪れを告げるカツオ漁始まる 初水揚げでにぎわう 石垣島

夏の訪れを告げるカツオ漁が、12日から沖縄県の石垣島で始まり、初めての水揚げに漁港がにぎわいました。

カツオ漁初日の12日午前、石垣島で唯一の専用船、「第一源丸」が島の沖合およそ30キロの海域で一本釣りを行いました。

昼前、漁業関係者などが見守るなか、石垣港に戻ってきた「第一源丸」からおよそ500キロのカツオが水揚げされました。

その後、集まった鮮魚店の人たちによって次々と買い取られていきました。

一部は漁港内で切り分けられ刺身やたたきにして、12日のうちに鮮魚店の店頭に並べられるということです。

鮮魚店の人たちは「うれしいです。早く皆さんに食べてもらいたいです」とか「思ったより多くはなかったですが、お客さんに初がつおを提供したいです」と話していました。

「第一源丸」の上地肇船長は「初日で水揚げは少なくまだ小ぶりですが、去年と比べて海のエサは豊富なのでことしはどうにかたくさん獲れるのではないかと期待しています」と話していました。

石垣島のカツオ漁は、これから最盛期を迎え、9月終わりごろまで続けられるということです。