浦添市のこども園から園児2人が一時抜け出す
今月7日、浦添市のこども園からおよそ40分間にわたって園児2人が抜け出していたことが分かりました。
園児は保護されけがはありませんでしたが、市は「二度と起こしてはいけない事故だ」として、再発防止に努めることにしています。
浦添市によりますと、今月7日午後0時20分ごろ、浦添市立のこども園で、4月1日時点で3歳の年少クラスの園児2人がいなくなっていることに保育士が気づきました。
警察も出て捜索が行われたところ、2人はおよそ40分後に850メートルほど離れた場所で見つかり保護されました。
けがはありませんでした。
市によりますと、2人は、給食の片づけをしていた保育士のあとに続いて部屋から出て、そのままこども園の外へ出たとみられるということです。
当時、玄関の鍵は閉まっていなかったとみられ、別の保育士たちは2人が片づけの手伝いで部屋から出たと思っていたということです。
浦添市の担当者は「二度と起こしてはならない事故だ。職員の意識の改革と施設の整備に取り組み、子どもたちの命を預かる立場として再発防止に努めたい」としていて、このこども園では、部屋の前に高さ1メートルほどの柵を新たに設置しました。
市は、来月に開かれる市内の保育所やこども園など65施設を対象にした園長会でも説明することにしています。
県内では、今月17日にも那覇市のこども園で3歳の園児が園外に抜け出し、その後、保護されています。