北朝鮮の衛星打ち上げ準備 自衛隊がPAC3部隊展開など警戒

北朝鮮による軍事偵察衛星の打ち上げをめぐり、その準備と推定される状況が確認されている中、自衛隊は、県内の施設に地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」の部隊を展開するなどして警戒にあたっています。

北朝鮮は去年11月に、軍事偵察衛星の打ち上げ成功を初めて発表し、ことし追加で3基を打ち上げる計画を示していて、韓国軍関係者はトンチャンリ付近で打ち上げの準備と推定される状況が確認されているとしています。

自衛隊はすでに出されている「破壊措置命令」を受けて、県内では地上配備型の迎撃ミサイルPAC3の部隊を那覇市や宮古島市、石垣市などに展開しています。

このうち、石垣市の陸上自衛隊石垣駐屯地では、25日午前、PAC3の発射機が上空に向けられ、警戒にあたる様子が確認できました。

韓国メディアは、北朝鮮が早ければ来週にも打ち上げに踏み切れる見通しだと伝えていて、関係国が監視を強めています。