11管本部長 南城市で中学生が溺れた事故 防止へ啓発活動

今月17日、南城市の奥武島で中学生2人が溺れ、1人が意識不明の重体となっている事故について、第11管区海上保安本部の坂本誠志郎本部長は、22日、記者会見で、原因の調査を進めるとともに事故防止に向けて啓発活動を行っていく考えを示しました。

南城市の奥武島では、今月17日、堤防から海に飛び込んで遊んでいた中学生2人が溺れ1人が意識不明の重体となっているほか、去年6月にも遊泳中の中学生が溺れる事故が起きています。

第11管区海上保安本部の坂本本部長は、22日開いた定例の記者会見で「事故に至った原因を調査していく。去年に続き事故が連続して発生したことは重く受け止めている」と述べ、今後、関係機関と安全対策を協議し、事故防止に向けて子どもや保護者に啓発活動を行っていく考えを示しました。

一方、尖閣諸島周辺の領海のすぐ外側にある「接続水域」では、去年12月22日以降、中国海警局の船が航行を続けています。

これについて坂本本部長は「依然として厳しい状況にあるが、相手勢力を上回る勢力で対応するなど万全の領海警備体制を確保するとともに、日本漁船などに接近する動きを見せた場合には、周囲に巡視船を配備し、安全確保に万全を期していく」と述べました。