地銀3行の決算 沖縄銀行増益 琉球銀行・沖縄海邦銀行は減益

県内に本店のある3つの地方銀行は、グループ全体の昨年度の決算を発表しました。
いずれも増収でしたが、沖縄銀行は増益、琉球銀行と沖縄海邦銀行は減益となっています。

このうち沖縄銀行を傘下に持つおきなわフィナンシャルグループは、貸出金利息や手数料などで増収となりました。

システム改修などで経費は増加したものの、「経常利益」は前の年度と比べて2億5200万円増の88億3300万円となって、3期連続の増益となりました。

琉球銀行のグループ全体の決算は、連結子会社化した株式会社の売上高や有価証券の利息配当などで増収となった一方、外貨調達コストや営業経費などが増加した結果、「経常利益」は84億5200万円と、前の期を4600万円下回って減益となりました。

減益は令和2年度以来です。

沖縄海邦銀行のグループ全体の決算は、手数料や株式などの売却益で増収となった一方、国債などの売却損や、貸し倒れに備えた引当金の計上が増えたことなどから「経常利益」は前の期を1億2900万円下回る20億4200万円となり、令和3年度以来の減益となっています。