石垣市のスポーツクラブが障害者向けコース新設で体験会を開く

石垣市にあるスポーツクラブが、障害のある人にスポーツを楽しんでもらおうと、新たなコースを設けることになり、11日、体験会が開かれました。

「石垣島アスリートクラブ」は、誰もがスポーツを楽しめるようにしようと、障害のある人のためのコースを来月から新たに設け、浦添市で障害者スポーツの支援にあたっている「琉球スポーツサポート」と提携して運営します。

これに先だって、石垣市の陸上競技場では、11日、体験会が開かれ、障害のある人やその保護者などあわせて40人が参加しました。

そして、指導者からアドバイスを受けながら、はしご状の「ラダー」と呼ばれる器具を使ってジャンプやステップをしたり、ハードルをイメージして設置したバーを越えたりくぐったりして体を動かしました。

また、ボールを使った遊びのほか、それぞれの希望にあわせて50メートル走やランニングも体験し、時折、笑顔をみせて楽しんでいました。

参加した30代の男性は「障害者が集まって運動する機会がこれまでなかったので、きょうは天気にも恵まれて最高の気分です」と話していました。

指導にあたった琉球スポーツサポートの手登根雄次代表は「いろいろな遊びの中で楽しい運動をつくろうと心がけて取り組みました。本人の希望に応じたサポートをして、楽しんで運動してもらいたいです」と話していました。

新設されるコースは、来月以降、週1回程度のペースで活動していくということです。