東南アジアから帰国の人 デング熱に感染 県内ことし2例目

那覇市保健所は、先月下旬に東南アジアから帰国した人がデング熱に感染していたことが確認されたと発表しました。
ことしに入って県内では2例目で、保健所は「市内で感染が拡大するリスクは低い」としていますが、海外の流行している地域に渡航する際は、蚊に刺されないよう注意することなどを呼びかけています。

那覇市保健所によりますと、ことし3月から先月下旬まで東南アジアに渡航していた人がデング熱に感染していたと、医療機関から届け出がありました。

帰国の翌日に40度の高熱が出たため医療機関を受診し、検査の結果、感染がわかったということです。

デング熱の感染確認は、ことしに入って那覇市内では初めてで、県内では2例目だということです。

デング熱は蚊が媒介する感染症で、高熱や激しい頭痛、筋肉や関節の痛みなどを引き起こします。

症状が重くなって早期に適切な治療が行われなければ、死亡することもあります。

保健所は「市内でデング熱の感染が拡大するリスクは低い」と判断していますが、デング熱が流行している東南アジアや南アジアなどに渡航する際は、蚊に刺されないよう注意するほか、帰国後、少なくとも2週間は虫よけスプレーを使用するなどして蚊に刺されないための対策を行うよう呼びかけています。