鳩間島で音楽祭 人口60人余の島に観客500人以上 竹富町

人口60人余りの竹富町の鳩間島で、恒例の音楽祭が開かれ、島の内外から大勢の観客が訪れました。

この音楽祭は過疎化が進む島に活気を取り戻そうと、鳩間島で毎年この時期に開かれていてことしで27回目です。

会場には500人余りの観客が集まり、始めに地元の子どもや女性たちが歌や踊りを披露しました。

続いて県内外で活動する音楽家やミュージシャンが登場し、元THEBOOMの宮沢和史さんが「星のラブレター」や「島唄」、「風になりたい」などを披露すると、集まった人たちはリズムに合わせて体を揺らしたり手をたたいたりしていました。

大阪から家族で訪れた女性は「最高の気分です。子どもたちが大人になっても楽しめるイベントとしていつまでも続いていってほしい」と話していました。

島で最高齢のお年寄り大城安子さんは(94)は「1年に1回の島をあげた大きな催しは、年寄りにとってもとても楽しいです」と話していました。

島に住む大月麻希子さん(36)は「人がいっぱいいて島が沈みそうです。いろんな人が歌いに来てくれて楽しいです」と話していました。

音楽祭の実行委員長の加治工勇さんは「島の活性化につながることは非常にいいことだと思います。音楽は絶えず進化するので、いい音楽を作るためにはいい後輩を育てていかないとなと思っています。30回開催を目指して頑張ります」と話していました。