学童保育で児童がのどにマシュマロ詰まらせ意識不明に 石垣市

先月22日、石垣市の放課後児童クラブで、小学生がおやつで出されたマシュマロをのどに詰まらせて意識不明の重体となり、現在も入院していることが分かりました。

石垣市によりますと、先月22日午後4時ごろ、石垣市内の放課後児童クラブいわゆる学童保育で、おやつで出されたマシュマロ1個を食べていた小学生が、座った状態でのどにつまらせたような表情をしているのに近くにいたスタッフが気づいたということです。

その後、別のスタッフも駆けつけて背中をたたくなどし、詰まっていたマシュマロを取り出しましたが、児童は意識不明の状態で病院に搬送され、現在も入院しているということです。

事故を受けて、石垣市は市内の学童クラブに対して、おやつや食事を提供する際には子どもの状況や発達段階を踏まえ細心の注意を払うことなど、注意喚起を行ったということです。

事故が起きてから公表までに10日間かかったことについて、市は、事実確認や、地域住民への説明などに時間を要したと説明しています。

石垣市は「学校など関係機関と連携して、スクールカウンセラーや臨床心理士による子どもたちの心のケアや再発防止に取り組む」とコメントしています。

県によりますと、石垣市の学童保育で子どもがのどにおやつを詰まらせて意識不明になった事故について、事故の翌日の先月23日に市から県に連絡があり、県はその日にうちに国に報告を行ったということです。

また、県内の市町村で学童保育を担当する部署に対し、再発防止の観点から◆子どもにおやつや食事を提供する際には注意を払うことや、◆のどに食べ物を詰まらせる事故が起きた際の対処の仕方を確認することなどを通知したということです。