虫などを捕まえて養分にする「食虫植物」の展示会 本部町
虫などを捕まえて養分にする「食虫植物」を集めた展示会が、本部町の海洋博公園で開かれています。
食虫植物は、昆虫などの小さな生き物を捕まえて養分にする植物で、本部町の海洋博公園にある「熱帯ドリームセンター」には、世界各国の9種類、およそ200株の食虫植物が展示されています。
このうち、東南アジアなどに自生する「ウツボカズラ」は、甘い匂いを出してつぼのような形をした袋の中に虫をおびき寄せ、中にたまった消化液で分解します。
また、「ハエトリグサ」は、直径3センチほどの2枚の葉を広げ、虫がふれると挟み込むように素早く閉じて捕らえます。
「ムシトリスミレ」は、スミレのようなかれんな花を咲かせますが、葉の表面から出ている粘りけのある液体で虫を捕まえます。
展示されている温室には、家族連れや観光客などが訪れ、興味深そうに観察していました。
東京から訪れた女性は「怖い感じの植物もありましたが、家で育ててみたいと思いました」と話していました。
熱帯ドリームセンターの中川綾乃さんは「食虫植物が持ついろんな仕組みを、多くの人に見てほしい」と話していました。
食虫植物展は、今月6日まで開かれています。