「ちゅらさん」ファンミーティング 出演者が当時の思い出語る

2001年に放送され、今月から再放送が始まったNHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」の出演者が、撮影当時の思い出などを語る「ファンミーティング」が那覇市で行われました。

「ちゅらさん」は、沖縄・小浜島の美しい自然の中で育ったヒロインが、個性的な人々の優しさに支えられ、命の尊さや家族の絆を胸に成長していく姿を描いた物語です。

今月からの再放送にあわせて、28日に那覇市で開かれた「ファンミーティング」には、抽せんで選ばれたおよそ160人が集まりました。

会場では、ヒロインの古波蔵恵里、エリ−を演じた国仲涼子さんが登壇し、「“おばぁ”役の平良とみさんが手作りのサーターアンダギーをふるまって体調を気遣ってくれた」と、撮影当時を振り返っていました。

また、エリーの兄、恵尚を演じた「ガレッジセール」のゴリさんは「エリーは自分より他人のことを優先するが、回り回って自分に返ってくる。国仲さんがエリーになりきったからこそ、番組がみんなに愛されたと思う」と語っていました。

ファンミーティングに宜野湾市から参加した60代の女性は「『ちゅらさん』は、沖縄の良さを伝えてくれた番組だと思います」と話していました。

終了後、国仲さんは「愛にあふれた作品なので、再放送を見て、遠くにいる人に電話をしてみたくなるような、そんな気持ちになってほしい」と話していました。

また、ゴリさんは「どの時代でも人とつながりたいという気持ちがある。『ちゅらさん』はそのお手本のような番組だと思う」と話していました。

「ちゅらさん」は、毎週月曜日から金曜日までの午後0時半から午後0時45分まで、NHK総合で放送し、NHKプラスでも配信しています。

また、「ファンミーティング」は、来月17日の午後7時台に、NHK総合で沖縄県内で放送される予定です。