石垣島のヤギのブランド確立へ「山羊まつり」7年ぶりに開催

ヤギとふれあい、ヤギ肉の消費拡大を図ろうという「山羊まつり」が石垣市で開かれました。

この祭りは、石垣島のヤギをPRしてブランドの確立につなげようと、生産者の組合や石垣市が27日、7年ぶりに開きました。

祭りでは、子どもたちがヤギの親子にエサをあげるなどしてふれあいを楽しんでいたほか、ヤギの鳴き声をまねるコンテストも開かれ、会場を盛り上げていました。

また、2頭のヤギが激しく角をぶつけ合うヒージャーオーラセーも行われ、「ガツン」という鈍い大きな音が響くたびに大きな歓声や拍手がおくられていました。

会場では、石垣島産のヤギ肉をふんだんに使ったヤギ汁やそばも販売され、多くの人が列をつくって買い求めていました。

ヒージャーオーラセーを娘と見物していた父親は「たのしかったです。初めて見ましたが、激しい戦いですごかったです」と話していました。

また、ヤギ汁を食べていた女性は「ヤギが大好きです。たくさん食べて楽しんで帰ります」と話していました。

石垣市山羊生産組合の宮國文雄組合長は「コロナで3〜4年間痛めつけられたヤギ産業が、ようやく復活の兆しが見えてきた。うれしい声がいっぱいです」と話していました。