宮古島市全域停電 沖縄電力が謝罪 市長は総点検を申し入れ

沖縄電力は、宮古島市全域で25日8時間余りにわたって停電したことについて、宮古島市長に謝罪しました。
市長は、「医療現場は市民の命に関わることが起こりかねない」として、機器の交換など総点検を申し入れました。

宮古島市では、25日午前3時すぎから大規模な停電が発生し、一時、市内のほぼ全戸にあたる2万5490戸が停電し、発生から復旧までおよそ8時間半かかりました。

沖縄電力の比嘉守宮古支店長は26日、宮古島市役所を訪れて座喜味一幸市長に謝罪しました。

その上で、停電の原因について「発電所内の発電機と送電線にある設備の不具合があることがわかった」などと説明しました。

これに対して座喜味市長は「8時間あまりの停電で、医療現場は外来の停止など市民の命に関わることが起こりかねない。停電は経済活動や生活に影響するので、もう一度、原因を究明し、いろいろな機器の交換など総点検していただきたい」と申し入れました。

比嘉支店長は、「市民の皆様にはご不便とご迷惑をかけて深くおわび申し上げます。電気の安定供給の使命に応えるよう、一生懸命頑張っていきたい」と話しています。