スイスの子どもたち 石垣市の学校訪れ地元の子どもたちと交流

日本とスイスの国交樹立160年を記念して来日中のスイスの子どもたちが石垣市の学校を訪れ、地元の子どもたちと一緒に給食を食べるなどして交流しました。

石垣市の名蔵小中学校を訪れたのは、スイスのチューリヒにある「チューリヒハイランド音楽学校」の10歳から17歳までの13人です。

交流会では、島の子どもたちがエイサーを披露したあと、スイスの子どもたちが楽器を演奏したり、文化や食べ物を紹介したりしました。

スイスの子どもからは「ランドセルの中には何が入っているの?」とか、「学校にはどんな規則がある?」といった質問が出され、島の子どもたちが身ぶり手ぶりで答えていました。

続いて、教室に移動して一緒に給食を食べましたが、ジェスチャーをまじえた会話が大いに盛り上がり、食べる手が止まってしまうほどでした。

音楽学校のティツィアナさん(17)は「いろんな地域の文化やしきたりを知ったり、新しく人と会うことが好きなので楽しいです。石垣島は花がきれいだなと思いました」と話していました。

名蔵小中学校2年生の矢野遙さんは「言葉は違ってもわかり合えることがわかってよかったです。頑張って伝えようとできてよかったし、給食を食べるのを忘れるくらい楽しかったです」と話していました。

一行は今月28日、石垣市内で開かれるコンサートに地元の合唱団とともに参加するということです。