宮古島市の停電 沖縄電力「原因は発電所内の設備の不具合」

沖縄県宮古島市で起きた大規模な停電について、沖縄電力は25日夕方、記者会見を開いて謝罪した上で、停電の原因は「発電所内の設備の不具合とみられる」と説明しました。

沖縄県宮古島市では25日午前3時すぎから大規模な停電が発生し、一時、市内のほぼ全戸にあたる2万5490戸が停電しました。

これについて沖縄電力は25日夕方、浦添市で記者会見を開いて説明しました。

冒頭、横田哲副社長が「停電した地域のお客様に大変ご不便・ご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」と謝罪しました。

その上で、停電の原因について、「発電所内の発電機と送電線の間にある設備の不具合によるものとみられる」と述べました。

当初は、送電線の不具合を想定して点検を行い、異常がなかったため午前7時すぎ、送電を再開したものの再び停電が起きたということです。

その作業の過程で、発電機と送電線の間にある設備に不具合があることがわかり、この設備を切り離すなどして作業を進めた結果、復旧したということです。

結局、発生から完全な復旧までおよそ8時間半かかりました。

施設の設備には30年を経過しているものもあるということですが、直近の点検では異常は見られなかったとしています。

沖縄電力では停電の原因についてさらに詳しく調べることにしています。