停電 県立宮古病院は通常の外来診療を休止

停電が続いている影響で、宮古島市平良にある沖縄県立宮古病院は通常の外来診療を休止し、25日予定していた手術や検査を中止することを決めました。
救急外来は通常どおり受け入れるということです。

現在、非常用電源で対応していますが、医療機器に不具合も起きていて、外来診療の再開などの時期は停電が復旧した後に検討するとしています。

県立宮古病院の浜口絹代事務部長は、NHKの取材に対し、「自家発電があるので内部の混乱はさほどない。ただ安定して機器を動かせず、自家発電は重要なところに優先的に使いたいので、外来診療は電力が復旧するまで難しい。救急外来は通常どおり受け入れます」と話していました。

午前9時すぎ、病院のなかの電気はついていましたが、エスカレーターは停止していました。

【県立宮古病院の川満院長 会見 熱中症に注意を】
宮古島市にある沖縄県立宮古病院の川満博昭院長は25日午前、記者会見を開きました。

このなかで、病院の自家発電は72時間分、確保されていて、しばらく停電が続いても救急診療などの対応は問題ないとした上で、川満院長は「きょうの宮古島市の最高気温は26度ぐらいまで上がると予想されている。病院は自家発電があり空調設備が使えるが、一般の家庭だとクーラーや扇風機が使えないと思うので、熱中症に十分注意してほしい。仮に熱中症を疑うような症状があったらすぐに病院に来てほしい」と呼びかけました。