石垣市のレストランで食中毒 36人が症状を訴える

石垣市にあるリゾートホテルのレストランのビュッフェを利用した36人が下痢や腹痛などの症状を訴えました。
保健所の調べで「ウェルシュ菌」による食中毒だったことがわかり、保健所は、このレストランを19日と20日の2日間の営業停止の処分にしました。

営業停止の処分を受けたのは、石垣市にある「フサキビーチリゾートホテル&ヴィラズ」内にあるレストラン「ISHIGAKI BOLD KITCHEN」です。

県によりますと、14日にこのレストランのランチビュッフェを利用した4人が下痢や腹痛などの症状を訴えて保健所に届け出たほか、石垣市内の医療機関からも、同じビュッフェを利用した11人が同様の症状を訴えているとの届け出が保健所にありました。

保健所が調査した結果、症状を訴えたのは36人で、共通の食事がランチビュッフェであり、このうち6人の排せつ物から食中毒の原因となる「ウェルシュ菌」などが検出されたということです。

保健所は食中毒と判断し、このレストランを19日と20日の2日間の営業停止の処分にしました。

保健所によりますと、入院した人はおらず、いずれも症状は回復に向かっているということです。

ホテルは「多大なご心配とご迷惑をおかけしたことを心からおわび申し上げます。保健所の指導のもと、再発防止の対策を徹底し、食の安全・安心の確保に取り組んでまいります」とコメントしています。