知事 琉球大学病院の移転工事視察 設備などの説明受ける

9年前に返還されたアメリカ軍キャンプ瑞慶覧の西普天間住宅地区の跡地に、琉球大学病院などの移転工事が進む中、玉城知事は18日、現場を視察し、施設の設備などについて説明を受けました。

9年前に返還されたアメリカ軍キャンプ瑞慶覧の西普天間住宅地区の跡地では、琉球大学病院と琉球大学医学部の移転工事が進められていて、病院は来年1月の開院を、医学部は来年4月の開学を予定しています。

玉城知事は18日、工事の現場を視察し、琉球大学病院の大屋祐輔病院長などから施設の設備や移転後の取り組みについて説明を受けました。

この中では、高度な治療を受けられる救命救急センターを整備することや、再生医療やスポーツ医療に力を入れることなどが紹介されました。
このほか、◇周辺道路の交通渋滞の緩和や、◇地域医療を支える医師や看護師の確保に向けて、県も一緒に取り組んでほしいといった要望も出されました。
視察のあと、玉城知事は「幅広く県民に健康医療を提供し意識を高めていくための拠点になってほしい」と述べました。
また、周辺道路の整備については「国や地元の宜野湾市と連携して取り組む。国には交付金の額の確保を要請していきたい」と述べました。
施設の内覧会は、病院の関係者などを対象に、ことし12月中旬に開かれる予定です。