陸自のヘリコプター 部品の一部がなくなる 飛行中に落下か

陸上自衛隊那覇駐屯地に所属するヘリコプターの部品の一部が、16日行った飛行訓練のあとになくなっていることがわかり、自衛隊は飛行中に落下した可能性があるとしています。

陸上自衛隊によりますと、なくなった部品は、那覇駐屯地に所属するヘリコプター「UH60JA」の機体のパネルを固定する、長さおよそ10センチ、直径およそ2ミリ、重さおよそ6グラムのステンレス製のピンです。

この機体は16日午後2時半すぎに飛行訓練のため那覇空港を出発し、鹿児島県の与論空港や徳之島空港を経由して午後5時半すぎに那覇空港に戻りました。

その後、機体を点検したところ、ピンがなくなっていることがわかったということで、陸上自衛隊は、飛行中に部品が落下した可能性があるとして調べています。

今のところ被害の情報は入っていないということで、第15ヘリコプター隊の小野栄二隊長は「地域、国民の皆様にご心配をおかけしたことをおわび申し上げ、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。