沖縄は世界でたった5つの長寿地域「ブルーゾーン」読谷村

沖縄が「ブルーゾーン」と呼ばれる世界で5つしかない長寿地域に選ばれていることを知ってもらおうという取り組みが読谷村で行われました。

「ブルーゾーン」は、アメリカでベストセラーとなったビジネス書で選ばれた100歳以上の割合が多い5つの長寿地域のことで、沖縄とイタリアのサルデーニャ島、アメリカのロマリンダ、コスタリカのニコヤ半島、それにギリシャのイカリア島となっています。

動画配信会社がドキュメンタリーを放送したこともあって、これらに共通する9つの長寿の秘けつを体験しようと、世界中の富裕層が観光に訪れるようになっていて、去年から観光庁も受け入れ態勢を支援しています。

16日は、この「ブルーゾーン」について知ってもらおうと取り組んでいる読谷村の協議会が、村内の川で清掃活動を行いました。

清掃活動は、9つの秘けつのうち「人とつながる」に該当するということで、協議会のメンバーに観光業や漁業、アメリカ軍の関係者も加わって、協力しながら、流木を集めたり草を刈ったりしていました。

地元から初めて参加した人は「参加するのは初めてですが、地元の人だけじゃなくたくさんの人が協力して沖縄の環境のために作業している様子がとてもうれしかったです」と話していました。

また、協議会で理事を務める當山浩さんは「長寿の地域ブルーゾーンに選ばれていることを日本、沖縄の人にはまだまだ知られていないのでもっと多くの人に地域の魅力を知ってほしい」と話しています。

協議会では、今回清掃した川などの多様な自然や健康的な食事を体験するツアーなどを企画しているということです。