米軍キャンプシュワブで有害物質のPCBを含む廃棄物見つかる

アメリカ軍キャンプシュワブで有害物質のPCBを含む廃棄物がこのほど見つかりました。
処理の方法が決まるまで基地の中に保管されるということです。

防衛省によりますと、名護市辺野古にあるキャンプシュワブの建物の解体工事で、有害物質のPCB=ポリ塩化ビフェニルを含む蛍光灯の安定器がおよそ280キロ見つかりました。

先月、業者から報告を受けて明らかになったということですが、PCBの濃度はわかっていません。

環境省が処理の方法を決めるまで、基地の中に保管されることになっています。

今回、PCBを含む廃棄物が見つかったことを受けて、名護市は情報収集を行う意向を示しています。

一方、アメリカ軍キャンプ瑞慶覧でも、住宅の解体工事でPCBを含んでいる可能性のある蛍光灯の安定器が見つかっています。

これについて防衛省は「PCBが含まれているか調べるため、専門業者に作業を依頼していて、完了時期を含め詳細について答えるのは困難だ」としています。