「特定利用港湾」石垣港に海上自衛隊の艦船が入港

政府によって自衛隊が円滑に使えるように整備・拡充する「特定利用港湾」に指定された石垣港に11日、海上自衛隊の艦船が入港しました。

入港したのは、海上自衛隊沖縄基地隊に所属する「水中処分母船」です。

全長が46メートル、幅がおよそ9メートルで水中で発見された不発弾の処理を行う自衛官が乗り込みます。

今月9日に続いて11日午後5時半ごろ石垣港に入港しました。

石垣港は今月、政府によって自衛隊が円滑に使えるように整備・拡充する「特定利用港湾」に指定されています。

「水中処分母船」は14日まで停泊する予定で13日から2日間は船の内部を一般に公開するということです。

海上自衛隊の沖縄水中処分隊長、旭和久2等海佐は「与那国島周辺で発見された爆発性危険物の調査など行っていて、石垣島には水や燃料の補給のため寄港した」と話していました。

一方、石垣島への自衛隊配備に反対する市民グループの上原秀政共同代表は「なぜ一般公開までしなくてはならないのか、宣伝活動の一環だと疑ってしまうし戦争の準備の一環だと感じている」と話していました。