沖縄本島の9日のダム貯水率 約2か月ぶりに50%を上回る

沖縄本島の9日のダムの貯水率は52.9%で、およそ2か月ぶりに50%を上回りました。
ただ、平年を大幅に下回る状況は変わらず、県は、引き続き節水を心がけてほしいと呼びかけています。

県企業局によりますと、沖縄本島に11あるダムの貯水率は、9日午前0時の時点で52.9%です。

8日より3.5ポイント高く、このところの雨の影響もあって4日連続の増加となりました。

貯水率が50%を上回るのは、50.3%だった2月10日以来、およそ2か月ぶりです。

ただ、平年の貯水率は74.7%で、これを大幅に下回る状況は変わらず、過去10年で最低の水準です。

県や国でつくる沖縄渇水対策連絡協議会によりますと、今後まとまった雨が降らず貯水率の低下がこれまでと同じペースで続くと、6月ごろから給水制限などの対応が必要になる可能性があるということです。

県は、シャワーを浴びるときはこまめに水を止めるなど、引き続き節水を心がけてほしいと呼びかけています。