伊江島の路線バスに電気自動車のバス導入 お披露目の式典

地球温暖化対策の一環で、伊江島を走る路線バスに電気自動車のバスが導入されることになり、4日、お披露目されました。

これは、地球温暖化対策の一環として、地元で路線バスを運営する伊江島観光バスが国や県の補助を受けて導入するもので、全長はおよそ7メートル、座席数は32で、乗り降りの階段がなく、床が低いため車いすなどでも利用できるのが特徴です。

4日は、伊江村にある会社の事務所前で記念の式典が行われ、名城政英村長が「高齢者や障害者にとって、バスでの移動がこれまで以上に快適に乗車できることを期待しています」とあいさつし、関係者でテープカットをして運行開始を祝いました。

そして、関係者がお披露目されたバスに乗り込み、走る際の音が小さいことなどを確かめていました。

このバスは、1回の充電でおよそ210キロ走ることができ、今月10日から島内の路線を1日8往復する予定です。

また、災害時には避難場所としても利用できるということです。

伊江島観光バスの山城克己社長は「免許証を返納するお年寄りも増えており、多くの人に利用してほしい。今後は車両を電気バスなどに切り替え、エコにやさしい島づくりにもつなげていきたい」と話していました。