沖縄本島内を走る一部の路線バス タッチ決済導入

沖縄本島内を走る一部の路線バスに、クレジットカードを専用の端末にかざすことで運賃の支払いができるタッチ決済が導入されました。

タッチ決済は、本島内で路線バスを運行する会社のうち、沖縄バス、那覇バス、琉球バス交通の一部の路線で、先月末から導入されました。

具体的には、系統番号が20番と120番の那覇空港あるいは那覇バスターミナルと名護バスターミナルを結ぶ路線、111番と117番の那覇空港と名護バスターミナルあるいは沖縄美ら海水族館を結ぶ路線、28番と29番、228番の那覇バスターミナルあるいはおもろまち駅前と読谷バスターミナルを結ぶ路線、そして95番の那覇空港とイーアス沖縄豊崎を結ぶ路線です。

バスを乗り降りする際に、タッチ決済の機能が付いたクレジットカードやデビットカード、プリペイドカード、それに、これらのカードが設定されたスマートフォンを専用端末にかざすことで、運賃の支払いができるようになっています。

観光客の利便性の向上などを目的にバス会社と金融機関などが始めたもので、バス会社側は両替などが不要になって乗り降りがスムーズになり、定時運行にもつながるとしています。

神奈川県から訪れている50代の男性は「ダイビングで来ました。タッチ決済が使えるようになって非常に便利です。ほかの路線にも広がってほしい」と話していました。