石垣島 ことし初めてのクロマグロ水揚げ

先島諸島の近海でマグロ漁がシーズンを迎え、石垣島では4日、ことし初めてのクロマグロが水揚げされました。

4日午前8時すぎ、石垣漁港では、漁を終えて戻ってきた漁船から、体長2メートル余り、重さおよそ160キロのクロマグロがことし初めて水揚げされました。

水揚げした浦崎泰一船長(41)は、クロマグロを前に乗組員や家族などと記念撮影を行っていました。

この初物のクロマグロは、地元の人たちに広く知ってもらおうと、早ければ5日にも販売されるということです。

石垣島のクロマグロは、コロナ禍で大消費地の首都圏へ送る量や価格も低迷していましたが、ことしは例年並みへの回復が期待されています。

浦崎船長は「1番目としては小ぶりですが、この大きさだと、これからもっと数が揚がることも期待できそうです。1番マグロを揚げたので、水揚げもトン数も1番を目指します。八重山のマグロは最高です」と話していました。

また、船長見習いで、去年亡くなった父親のあと船主となっている仲田吉徳さん(22)は「気持ちは最高です。1本目を釣り上げて、さい先のよいスタートを切りました。きょう釣れたマグロは、地元のみなさんに味わってもらえたらうれしいです」と話していました。