那覇 航空機などの機体整備会社 機体格納庫で入社式

那覇市にある航空機などの機体整備会社で入社式が行われ、33人の新入社員たちが社会人としての1歩を踏み出しました。

入社式は、那覇市にある、航空機などの機体整備会社「MROJapan」の機体格納庫で行われました。

まず、航空機体整備士として採用された33人が一人一人、名前を呼ばれ辞令を言い渡されました。

このあと、高橋隆司社長が「われわれは日本にとどまらず世界に通用する航空機整備士集団を目指しています。共に沖縄から世界へ飛躍していきましょう」と激励の言葉を贈りました。

そして、新入社員を代表して親泊千代美さんと井上愛稀さんが「航空の魅力、航空の安全を確実に引き継いで参ります。お客様に安心と安全をお届けできるような一人前の整備士になるために尽力する所存でございます」と力強く決意のことばを述べました。

石垣島出身で能登半島地震で被災した石川県輪島市の専門学校に通っていた片倉英智さんは「学校でもガラスが割れていたり地面が隆起したり目もあてられない状況でした。卒業した日本航空大学校に感謝して新たな地で頑張っていきたいなと思っています」と話していました。

宜野湾市の専門学校を卒業した仲宗根可奈子さんは「ずっと飛行機が好きで責任感のある強い整備士になれたらいいなと思っています」と話していました。

北谷町出身の木村慎之介さんは「整備の仕事は責任感が求められる職業なので新入社員としてかっちり締めるところは締めて頑張っていきたい」と話していました。

33人は、およそ4か月間の研修や実習を経て、現場に出るということです。