沖縄キリスト教学院大学で入学式 新設の観光文化学科に一期生

1日から新年度が始まり、県内の大学の早いところでは入学式が行われました。

このうち、観光文化学科が新たに設置された西原町の沖縄キリスト教学院大学の入学式では、短期大学生61人を含む230人の新入生一人ひとりの名前が読み上げられました。

そして、金永秀学長が「沖縄の優れた文化と歴史をもって世界とつながることができるならば、どれだけ素晴らしいことでしょう。世界の人々と歩む力を学びの中で得てほしい」と式辞を述べました。

観光文化学科の1期生となった伊波雄吏さんは「外国人観光客は海や食べ物は知っていても、文化についてはあまり知らない人も多いと思います。琉球舞踊をしているので、観光を通して文化を広めたい」と抱負を語っていました。

また、茨城県の高校から入学した瓦葺雄大さんは「小学生の時に沖縄で宿泊したホテルのベルボーイの対応に感動して、この大学と学科を選びました。観光は平和のパスポートと言われます。素晴らしい自然と、それとは正反対の80年前の悲惨な地上戦の歴史についても学んでいきたい」と話していました。

観光文化学科長の平野典男教授は「コロナ禍が明け、観光も回復してきた。自然だけでなく、文化も観光資源であることに目を向けて人材を育てたい」と意欲をみせていました。

県内の各大学では、今月4日にかけて入学式が行われます。