沖縄の観光客の動向アプリで可視化するシステム本格運用

自治体や観光協会などが観光客を呼び込むために活用してもらおうと、沖縄観光コンベンションビューローは、観光客の動向を可視化する新たなシステムの運用を開始しました。

「おきなわ観光地域カルテ」と名付けられた新たなシステムは、先月27日から運用が始まり、匿名化した、スマートフォンで使われるアプリの位置情報をもとに観光客の動向を可視化したものです。

具体的には、県内に登録された観光スポットなどおよそ1700か所について、どんな人がどこからどれくらい訪れ、そこからどこへ向かったのか、グラフや地図などで市町村別に表示されます。

去年9月に公開を始めた試作版では、県外から訪れた人だけを対象にしてきましたが、今回のシステムでは県内の人の移動も検索できるようになっています。

沖縄観光コンベンションビューローは「地域の観光振興計画やイベントの開催などに活用してもらうとともに、今後は観光関連の人材育成にも生かすことができないか検討していきたい」としています。