陸自第１５旅団長に上野陸将補が就任 「精強な旅団つくる」

沖縄を管轄する陸上自衛隊第１５旅団の旅団長に上野和士陸将補が就任しました。
第１５旅団は令和９年度までに師団へ格上げされることになっていて、上野陸将補は「中核となる精強な１５旅団をつくる」と意気込みを語りました。

上野和士陸将補は、２８日付けで陸上自衛隊第１５旅団トップの旅団長に就任し、司令部がある那覇駐屯地で着任式が行われました。

この中で上野旅団長は「地域との連携なくして、われわれの任務の完遂はない。私は旅団の先頭に立つ覚悟だ」と訓示しました。

第１５旅団は令和９年度までに師団へ格上げされることになっています。

このことについて上野旅団長は、式典のあとに行われた記者会見で「沖縄の防衛警備の体制はより強固になる。そこに向けて中核となる精強な１５旅団をつくるということで頑張っていきたい」と意気込みを語りました。

一方、師団への改編にともない、新たにうるま市石川のゴルフ場跡地に訓練場を整備する防衛省の計画をめぐって、地元の住民などから反対が相次いでいることについては、「回答は差し控える」としたうえで、「私としては、地域との連携、地域との和というものをひとつのテーマに掲げますので、しっかりと皆様と連携を図っていきたい」と述べました。

上野旅団長は奈良県出身の５３歳で、沖縄での勤務は初めてだということです。