“安い送料で”県産品をコンパクトな箱に収めた商品の販売開始

泡盛やソーキなどの県産品を本の形をしたコンパクトな箱に収めることで安い送料で送れるようにした商品が開発され、26日から販売が始まりました。

この「BOOK型おきなわ県産品シリーズ」は、日本郵便が県内の酒造メーカー4社と食品メーカー2社などと開発しました。

縦25センチ、厚さ3センチほどの本の形をした箱の中に密封された袋に入った泡盛やソーキ、タコライスなどが収められていて、宛先ラベルを貼れば全国一律360円で送れます。

このうち泡盛は、450ミリリットル入りで箱の穴から注ぎ口を出してグラスに直接注げるようになっています。

酒造メーカーによりますと、泡盛を県外に送る場合、瓶詰のものよりも送料を大幅に抑えることができ、泡盛の認知度向上につながると期待されるということです。

県産品を手軽に楽しんでもらいたいと日本郵便の職員が発案したもので複数の商品を自由な組み合わせで詰められる専用の箱も用意されています。

商品を発案した日本郵便沖縄支社の上門正弥課長は「私自身が漫画を集めることが好きで、本の形を思いついた。物価が高騰し、送料も高くなっている中で少しでも送りやすい環境を作りたかった。ぜひ手に取ってもらいたい」と話していました。