糸満市のホテルレストランで10人が食中毒 5日間の営業停止

糸満市にあるリゾートホテルのレストランのビュッフェを利用した10人がおう吐や吐き気の症状を訴えたのは「黄色ブドウ球菌」による食中毒だったことがわかり、保健所は、22日から5日間の営業停止の処分にしました。

営業停止の処分を受けたのは、糸満市名城にある「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」内にある「ビュッフェダイニング Nashiro」です。

県によりますと、2月29日と3月6日、7日にビュフェを利用した10人がおう吐や吐き気などの症状を訴え、7人が救急車で搬送されました。

保健所が調査したところ、症状を訴えた10人のうち5人と調理員2人の便のほか、提供されていたローストビーフやハンバーグなどの料理、それに調理場のオーブンの取っ手から「黄色ブドウ球菌」が検出されたということです。

保健所は、食中毒と判断し、22日から26日までの5日間の営業停止処分にしました。

県は、食中毒を防ぐため、手洗いや、調理器具の洗浄と殺菌などを徹底するよう呼びかけています。

ホテルは、ホームページで「健康被害にあわれたお客様やご家族の方々に大きな苦痛とご心配をおかけしましたことは大変申し訳なく、心より深くおわび申し上げます」などとコメントしています。