沖縄自動車道の料金割引 ETC付き車両は来年3月末まで延長

沖縄自動車道で実施されている35.5%の料金割引について、NEXCO西日本は、ETC付きの車両については来年3月末まで延長する方針を発表しました。

NEXCO西日本によりますと、沖縄自動車道では、観光振興などを目的に現在、全区間ですべての車両を対象に35.5%の料金割引が行われています。

普通車なら、那覇インターチェンジから許田インターチェンジまでの料金が1610円のところが、1040円になっています。

この割引についてNEXCO西日本は、ETCの普及促進のため、ことし4月以降はETCを付けた車両のみを対象にするとして、このほどその期間を来年3月末までにする方針を発表しました。

NEXCO西日本によりますと、沖縄自動車道では令和4年度のETCの利用率が67%と西日本各地の高速道路の平均の92%と比べると大幅に低く、渋滞の原因になっています。

このため、料金の割引以外にも、今月末で終了予定だったETCの車載器の購入助成キャンペーンについても、期限を延長することを決めました。

これまでに1万2000台が助成を受けていますが、2万台に達するまでキャンペーンを続けるということです。

NEXCO西日本は「助成キャンペーンを延長し、沖縄でのETCの利用を促していきたい」と話しています。