交通事故削減へ!県警などがデータ分析などの取り組み成果発表

交通事故の削減に向けて、沖縄県警やレンタカー会社などは、去年から連携してデータ分析などの取り組みを行っていて、18日これまでの成果を発表しました。

この取り組みは、沖縄県警察本部と県内のレンタカー会社、それに旅行会社や琉球大学など合わせて9つの企業や団体が、連携して行っているものです。

18日は合同で会見を開き、これまでの成果について説明しました。

まず、警察からは、交通事故のデータと企業から提供された急ブレーキ場所などのデータを活用することで、滑り止め舗装や路面標示を設けるといった道路管理者との協議につながっていることなどが紹介されました。

また、企業からは事故のリスクが高い危険地点を車内に設置した専用タブレットなどでドライバーに通知することで、事故の削減につなげたという事例が発表されました。

沖縄県警察本部の安里準交通部長は「警察のデータに加え、産業界で保有するデータを活用した分析により効果的な事前の対策を講じることが可能になった。事故に直結する交通違反の取り締まりを徹底するとともにこのプロジェクトを推進していきたい」と話していました。