米軍関係者の刑法犯検挙72件 過去10年で最多 沖縄県警

去年1年間に沖縄県警察本部がアメリカ軍関係者を刑法犯として検挙した件数は72件に上り、過去10年で最も多かったことがわかりました。

県警察本部のまとめによりますと去年1年間に兵士や軍属などアメリカ軍関係者が刑法犯として検挙された件数は72件に上り、前の年より18件増えて過去10年で最も多くなりました。

去年5月には女性を押し倒し、手で口をふさぐなどの暴行を加えけがをさせたとしてアメリカ海兵隊キャンプシュワブに所属していた当時19歳の上等兵が検挙されました。

県警察本部によりますと、刑法犯罪で検挙された72件のうち、
▽軍人が56件、
▽軍人や軍属の家族14件、
▽軍属が2件となっています。

また、犯罪別では
▽万引きや空き巣などの「窃盗犯」が31件と最も多く、
▽次いで傷害や脅迫などの「粗暴犯」が5件、
▽不同意性交などの「凶悪犯」が2件、
▽強制わいせつなどの「風俗犯」が1件、
▽そのほかの刑法犯があわせて33件だということです。

沖縄が1972年に本土に復帰して以降、去年末までのアメリカ軍関係者の刑法犯の検挙件数は6235件にのぼっています。