普天間基地でオスプレイの飛行再開 知事 強く抗議へ

14日、アメリカ軍が普天間基地でオスプレイの飛行を再開したことについて、玉城知事は「事故原因や対策の具体的な内容が明らかになっていない中での再開に強い憤りを禁じ得ない」と述べ、アメリカ軍と日本政府に強く抗議し、配備撤回を求めていく考えを重ねて示しました。

アメリカ軍は、去年11月の鹿児島県屋久島沖での墜落事故を受けて見合わせていたオスプレイの飛行を、14日、普天間基地で再開させました。

これについて、玉城知事は、15日の記者会見で「事故原因や対策の具体的な内容は明らかにされていない。明らかになるまで飛行を再開することがないよう再三、求めてきたが、きのう再開に踏み切ったことには強い憤りを禁じ得ない」と述べ、アメリカ軍と日本政府に強く抗議し、配備撤回を求めていく考えを重ねて示しました。

一方、飛行再開について木原防衛大臣は15日、「事故の再発防止策として示された整備や教育を終えた上で、技能の練度を回復させるために基本的な飛行を行っているものと認識している」と述べました。

これについて、玉城知事は「訓練の内容にかかわらず、住宅地の上空を飛ぶような訓練を再開することは誠に遺憾だ。このような訓練から始めることはあまりにも拙速だと申し上げなければならない」と不快感を示しました。