米軍オスプレイ 練度を3段階に分けて回復させ飛行再開へ

オスプレイの飛行を再開させる時期をめぐり、アメリカ軍は練度を3段階に分けて回復させた上で再開するとしています。
ただ、不透明な部分もあり、県はより詳細な説明を求めています。

オスプレイの飛行再開をめぐり、沖縄防衛局は11日、宜野湾市や県など地元自治体へアメリカ軍の考えを伝え、この中で、パイロットなどの練度を3段階に分けて回復させた上で、飛行を再開させると説明があったということです。

具体的には、空軍では、第1段階が、▽地上訓練と▽シュミレーター訓練、第2段階が数か月のプログラムで任務遂行能力と熟練度を回復、第3段階が作戦任務と配備の完全な再開などとなっています。

また、海兵隊では、第1段階が、▽必要な基礎飛行要件の回復と▽基本技能訓練の熟練度強化、第2段階がマニュアルに従って任務に習熟させ遂行する能力の実証、第3段階が配備前の訓練と全天候に備えた訓練などとなっています。

海兵隊は、この説明とは別に今月8日に、一部の部隊の運用能力の回復は、ことしの春の遅い時期から夏の早い時期まで延長されると発表しました。

ただ、いずれも飛行を再開させる時期は明確に示されていないほか、嘉手納基地への飛来が確認されている海軍のオスプレイについては言及されておらず、県はより詳細な説明を求めています。