豊見城市の看護専門学校で卒業式 医療現場で働く決意誓う

豊見城市にある看護専門学校で8日、卒業式が行われ、学生たちが医療現場で働く決意を誓いました。

8日、豊見城市にある那覇看護専門学校で行われた卒業式には、看護師などを目指して学んできた119人が出席し、ひとりひとりに蔵下園子校長から卒業証書が手渡されました。

蔵下校長は「人の心に寄り添い、豊かでしなやかな人間力で質の高い看護を提供できる自立した看護師を目指してください」と激励のことばを贈りました。

これを受けて、卒業生代表の稲福あいりさんは「人々を思いやる気持ちと感謝の思いを忘れず、人々を照らし続ける看護師になれるよう一歩ずつ歩んでいきたい」と誓いのことばを述べました。

学校によりますと、今年度の卒業生は、入学当初、新型コロナの影響で実習を行うことができず、オンラインでの授業を余儀なくされるなど、つらい時期を過ごしたということです。

卒業生の中には保健師などを目指して進学する人もいますが、ほとんどが看護師として病院に就職することになっています。

式のあと、卒業生のひとりは「患者さんに寄り添ったケアをしていけるよう、日々努力できる看護師になりたい」と話していました。