3月4日は「三線の日」 発祥の地で三線の演奏奉納 読谷村

3月4日は、語呂合わせで沖縄伝統の弦楽器、「三線の日」です。
この日に合わせて三線音楽の始祖とされる人物、「赤犬子」をまつる沖縄県読谷村のお宮で三線の演奏が奉納されました。

沖縄伝統の楽器、三線は赤犬子という伝説の人物がおよそ500年前、馬の尾の毛やくばの葉を使って作ったと言われています。

赤犬子がまつられている読谷村の楚辺地区にある「赤犬子宮」では、毎年「さんしんの日」に合わせて演奏を奉納し、感謝の気持ちをささげています。

4日は、三線奏者など25人が集まり、三線や琴で祝いの曲の「かぎやで風」や読谷村が発祥の「特牛節」などを演奏しました。

参加した30代の女性は「毎年この日は、初心に戻って演奏できる。読谷村のこの場所で演奏できることに感謝したい」と話していました。

読谷村文化協会の仲里義光会長は「読谷村から世界に三線文化が発信できていることは誇らしくこれからも頑張っていきたい」と話していました。