手話で歌やクイズ 聴覚障害者への理解を深める催し 石垣市

手話の体験やクイズなどを通して聴覚障害者への理解を深める催しが、3日、石垣市で開かれました。

この催しは、3月3日、語呂合わせで「耳の日」にちなんで石垣市で活動する手話サークルが開いたものです。

参加者たちはは歌詞を手話で表現しながら歌ったり、スーパーの名前をどう表すかなどのクイズに答えたりして手話に親しんでいまいた。

トーク会では、昭和40年ごろ沖縄で大流行した風疹の影響で聴覚障害の子どもが多く生まれたことが紹介されました。

聴覚障害者が子どもの頃、同級生たちとどのようにコミュニケーションをとったかなど体験談を語ったほか聴覚障害の子を持つ親の会の会長は、手話の大切さを感じて学ぶようになった経緯について語りました。

家族で参加した5歳の男の子は「楽しかったです」と話していました。

また、男の子の母親は「子どもが興味を持って手話を勉強しているので、これからも手話を使う方々と触れあっていきたいです」と話していました。

主催した「手話サークル碧の会」の西村亜希子会長は「私たちは手話ができますが、手話ができなくても交流ができるような場や、積極的に使えなくても関われるような社会づくりに貢献できたらいいなと思っています」と話していました。