珍しい白いデイゴが開花 本部町の海洋博公園

沖縄の花「県花」のデイゴの花は赤く、初夏の訪れを感じさせてくれますが、本部町の海洋博公園では白い花を咲かせた珍しいデイゴが訪れる人を楽しませています。

白い花を咲かせているのは、本部町の海洋博公園内にある熱帯ドリームセンターで栽培されているハワイ原産の「シロバナデイゴ」です。

熱帯ドリームセンターによりますと、「シロバナデイゴ」は県内各地で見られるデイゴより風に弱いなど、沖縄の気候に順応できないケースが多く、花が見られるのは珍しいということです。

熱帯ドリームセンターでは10年余り前から栽培を始めましたが、なかなか開花せず、寒さや害虫対策を進めた結果、数年前から白い花を咲かせるようになったということです。

「シロバナデイゴ」の開花時期は2月から3月にかけてで、県内で見られるデイゴに比べ1か月ほど早いということです。

神奈川県から訪れた男性は「色がいいですね。あまり見かけない花で、きれいです」と話していました。

海洋博公園管理センター植物課熱帯ドリームセンターの砂川愛子さんは、「赤い花のデイゴと違って透明感のある、雰囲気の違う花を楽しんでいただきたいです」と話していました。

「シロバナデイゴ」は、来月中旬ごろまで見頃だということです。