給食で窒息死亡事故 那覇市教委など“よくかんで”緊急通知

２６日福岡県の小学校で１年生の男子児童が給食をのどに詰まらせて死亡した事故を受けて、那覇市教育委員会などは市内の小中学校に対し給食をよくかんで食べることなどを指導するよう、緊急の通知を出しました。

２６日福岡県みやま市の小学校で１年生の男子児童が給食をのどに詰まらせ亡くなりました。

市の教育委員会によりますと「みそおでん」に入っていたうずらの卵による窒息とみられるということです。

この事故をうけて、那覇市教育委員会は２７日市内の小中学校に給食をよくかんで食べるよう指導し、学級担任などが児童・生徒を観察することなど事故防止に努めるよう求める緊急の通知を出しました。

またうるま市教育委員会も２７日市内の小学校に対して同様の注意喚起を行ったほか、豊見城市教育委員会も注意喚起を実施することを決め今後、給食をのどに詰まらせた場合の対応方法も周知していく方針です。

このほか、石垣市の学校給食センターは学期末までうずらの卵が入った献立はないもののしばらくの間、使用を控えることを決めたほか浦添市内の小中学校の給食を調理する浦添共同調理場はここ数年、うずらの卵を使っていないとした上で、今後も使用を控える方向で検討しています。

一方、沖縄市の学校給食センターでは来月の給食のメニューに白玉団子が入っていましたが、今回の事故を受けて窒息事故の危険性があるとして提供を中止することを決めました。