沖縄伝統の陶芸「やちむん」の作品展 読谷村

沖縄伝統の陶芸「やちむん」づくりが盛んな読谷村で、地元の陶芸家が丹精込めて焼き上げた作品の展示会が開かれています。

この展示会は、「やちむん」の魅力を広く知ってもらおうと読谷村の美術館「ユンタンザミュージアム」で毎年この時期に開かれていて、皿やコップ、つぼなど、村内の陶芸家56人の作品、およそ100点が展示されています。

このうち、糸数裕樹さんの「ヤンバルクイナ7寸皿」は、国の天然記念物、「ヤンバルクイナ」が走っている様子がデザインされ、沖縄の自然と愛らしさを表した皿です。

また、比嘉康雄さんの「2024シーサーと龍」はことしのえとにちなんだ作品で、沖縄の守り神であるシーサーと竜が迫力たっぷりに表現されています。

訪れた人たちは個性あふれる一つ一つの作品をじっくりと鑑賞していました。

展示会を訪れた地元の女性は「同じ焼き物でも色合いや風合いが毎年違っていて、それを楽しんでいます」と話していました。

「ユンタンザミュージアム」の松田香怜学芸員は「若手からベテランまで読谷村にいるたくさんの陶芸家のさまざまな作品を見てほしいです」と話していました。

展示会は、来月20日の春分の日まで平日・水曜の休館日を除き毎日開かれていて入場は無料です。