子どもたちがわらべうたを通してウチナーグチを学ぶ 那覇市
琉球舞踊を習っている子どもたちが、わらべうたを通してウチナーグチを学ぶ取り組みが、19日、那覇市の小学校で行われました。
この取り組みは、那覇市教育委員会が、週に1度、専門家を学校に派遣して沖縄の伝統文化などを学んでもらう事業の一環として行われました。
ふだんは琉球舞踊を習っている天久小学校の児童15人が、19日は、「わらべ唄研究家」の宮城葉子さんからウチナーグチを学びました。
宮城さんは、祖父母ですらウチナーグチが話さない世代の子どもたちには、あいさつから親しんでもらおうと、「よろしくお願いします」は「ユタシク、ウニゲーサビラ」、「いただきます」は「クワッチーサビラ」というふうに、声を出して繰り返してもらいました。
また、数の数え方では、まりをついたり輪になったりして、体を動かしながら覚えてもらうようにしたほか、ヤンバルや宜野湾など各地のわらべうたを使って、動植物のウチナーグチでの呼び名を紹介していきました。
参加した6年生の奥間悠さんは「琉球舞踊の歌詞もウチナーグチなのでとても参考になりました」と話していました。
講師の宮城さんは「ウチナーグチがあって沖縄の文化が融合していると思うので、難しく考えないで、遊びを通して体の中に浸透していけばいいと思っています」と話していました。